男女共同参画
日本遺伝学会における男女共同参画推進
日本遺伝学会では、2007年度より男女共同参画推進担当特別幹事がおかれ、男女共同参画推進特別委員会が設置されました。また、本学会は男女共同参画学協会連絡会に加盟しています。
本学会の会員数は 829名(2024年8月現在)、うち女性会員は201名(24.2%)です。 普通会員に占める女性の割合が17.3%であるのに対して、学生会員では40%が女性です。この若い世代のキャリアアップをサポートして、いかに育てていくかが、日本遺伝学会の将来に向けての課題であると考えています。
男女共同参画推進特別委員会メンバー(全員が男女共同参画推進担当特別幹事を兼任 )
一柳 健司(名古屋大、委員長) 大野 みずき(九州大、副委員長) 藤泰子(東京科学大) 福田 渓(山梨大) 古郡 麻子(大阪大) 安田 武嗣(量子科学技術研究開発機構) 愿山 郁(東北大)
<五十音順>
大会の期間中における保育室の設置は第75回大会(2003年)にはじまり、第80回大会以降は託児費用の半額を学会から支援するという形で、保育室の利用を奨めてきました。 第83回大会(2011年)に育児や介護を含めた新たな大会参加支援を創設したことにより、 第84回大会(2012年)からは、保育室利用への支援もこの新しい大会参加支援に含めることといたしました。また、過去の利用状況、様子などについて知りたい方は、男女共同参画推進委員会のメンバーにご相談下さい。
[2024年度]
男女共同参画ランチョンフォーラム開催
2024年9月4日,日本遺伝学会第96回大会にて、『子ども・仕事・上司・理解・研究・できない・学会・いけない、、、。アンケート調査から見えてきた、みんなの悩みのキーワード。でも解決のヒントはあるはず。さあ、Slidoであなたの意見を届けよう!』と題したランチョンフォーラムを開催しました。今年はSlidoを使い、Q&A参加型で行ました。
(1) 大会参加登録時アンケート結果について
一柳健司(名古屋大学、男女共同参画委員会委員長)
(2) ライフワークバランスのアンケート結果とSlidoを使った総合討論
愿山郁(東北大学、男女共同参画委員会委員)
[2023年度]
男女共同参画ランチョンフォーラム開催
2023年9月7日,日本遺伝学会第95回大会にて『だって家族も大事だもん。誰でも気軽に取りたいね、産休、育休、介護休。〜 PI が産休・育休すると学生、テク、ポスドクはどうなるの?ポスドクは産休や育休をどのように取るの?〜』と題したランチョンフォーラムを開催しました。
(1) 男女共同参画委員会から
一柳健司(名古屋大学教授、遺伝学会 男女共同参画推進委員会 委員長)
(2) 研究機関における育休取得調査結果と、遺伝学会から生まれた奨学金についての要望
平田たつみ(国立遺伝学研究所教授、日本学術振興会学術システムセンター研究員)
(3) 総合討論
「女子中高生夏の学校 2023」への参加
2023年8⽉5~7日に「女子中高生夏の学校 2023~科学・技術・⼈との出会い」が対面開催され、遺伝学会からは佐々木真理子会員、藤泰子会員、市原沙也会員、庄司日和会員がポスター発表に参加しました。
[2022年度]
男女共同参画フォーラム開催
2022年9月14日,日本遺伝学会第94回大会にて『男も女も無意識のバイアスだらけ。あなたの何気ない認識、それでいいですか?』と題したフォーラムを開催しました。当日の動画を以下のリンクからご覧になれます。
全体動画(72分)
パート1のみの動画(18分)
パート2のみの動画(講演36分+討論18分)
<パート1>
(1)男女共同参画推進委員会から
一柳健司(名古屋大学教授、遺伝学会 男女共同参画推進委員会 委員長)
<パート2>
(2)男女共同参画を妨げる見えない壁ー無意識のバイアスーを知る
裏出令子(京都大学・複合原子力科学研究所)
(3)総合討論
なお、裏出先生が使用されたスライドは男女共同参画学協会連絡会のHPにて公開されております。こちらをクリックして下さい。
「女子中高生夏の学校 2022」への参加
2022年8⽉7~8日に「女子中高生夏の学校 2022~科学・技術・⼈との出会い」がオンライン開催され、遺伝学会からは市原沙也会員、一柳健司会員、⼤野みずき会員、鷹野典⼦会員が1⽇⽬のポスター発表に参加しました。
[2021年度]
産休育休中の科研費の使用についての各大学でのルールについてまとめました。なお、現在も情報を募集中です。情報をお持ちの方は男女共同参画推進委員会のメンバーにお知らせください。
「産休、育休、介護休と科研費執行についての情報集」
男女共同参画フォーラム開催
2021年9月8日,日本遺伝学会第93回大会にて『みんなで支えよう、女性の社会進出と男性の家庭進出』と題したフォーラムを開催しました。当日の動画を以下のリンクからご覧になれます。
全体動画(72分)
パート1のみの動画(36分)
パート2のみの動画(講演19分+討論17分)
<パート1>
(1)男女共同参画って、女性が働きやすい職場環境を作るだけで、ええんかいな。
一柳健司(名古屋大学教授、遺伝学会 男女共同参画推進委員会 委員長)
<パート2>
(2)データから考える、女性の社会進出と男性の家庭進出の課題
~緊急事態宣言による在宅勤務中の科学者・技術者の実態調査、大規模遠ケートの結果から~
志牟田美佐(東京慈恵会医科大学講師、生理学会男女共同参画推進委員、男女共同参画学協会連絡会アンケート調査実行委員)
(3)総合討論
[2020年度]
公開ランチョンワークショップ開催中止
2020年9月16日,日本遺伝学会第92回大会にて『ボトムアップの男女共同参画〜困った時には声をあげよう!ピーチク、パーチク、雲雀の子!〜』と題したランチョンワークショップを、熊本大学発生研畠山淳氏、東大定量研の岡田由紀氏、がん研究会の斉藤典子氏に講演をお願いし、おこなう予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大のために現地開催は中止となった。
[2019年度]
公開ランチョンワークショップ開催
2019年9月11日,日本遺伝学会第91回大会にて『女性にとってワークとライフの境目は?〜女性就業率ナンバーワン福井県の秘訣!〜』と題した公開ランチョンワークショップを開催しました。
[2018年度]
公開ランチョンワークショップ開催
2018年9月19日,日本遺伝学会第90回大会にて『やまとは くにのまほろば!?』と題した公開ランチョンワークショップを開催しました。
[2017年度]
公開ランチョンワークショップ開催
2017年9月14日,日本遺伝学会第89回大会にて『「桃太郎の町で2020年の遺伝学会を思う」〜キビダンゴは必要ですか?〜』と題した公開ランチョンワークショップを開催しました。
[2016年度]
公開ランチョンワークショップ開催
2016年9月8日,日本遺伝学会第88回大会にて『そろそろ、本音で語ろう、男女共同参画』と題した公開ランチョンワークショップを開催しました。
[2015年度]
「女子中高生夏の学校2015 ~科学・技術・人との出会い~」への参加
2015年8月6~8日にかけて国立女性教育会館で行われた女子中高生夏の学校2015に、池村淑道先生と上原啓史先生が演示実習「コンピュータで探す健康や環境浄化に関わる遺伝子」を行いました。
- 2015年度女子中高生夏の学校参加レポート
- 「第10回女子中高生のための関西科学塾」への支援
[2014年度]
公開ランチョンワークショップ開催
2014年9月18日,日本遺伝学会第86回大会にて『研究現場に置ける多様な人材活用と育成ー ラボノミクス効果?!』と題した公開ランチョンワークショップを開催しました。
[2013年度]
公開ランチョンワークショップ開催
2013年9月20日,日本遺伝学会第85回大会にて『優れた科学の芽をサポートするため に~20年後の研究推進のために今、私たちができること~』と題した公開ランチョンワークショップを開催しました。
「第8回女子中高生のための関西科学塾」への参加
2013年10月20日、篠原美紀、東出望花会員が第8回女子中高生のための関西科学塾で実 験講座「ヒトの染色体を見てみよう」を行いました。
「女子中高生夏の学校2013~科学・技術者のたまごたちへ~」への参加
2013年8月8~10日にかけて国立女性教育会館で行われた女子中高生夏の学校2013に、池村淑道先生と上原啓史先生が演示実習「コンピュータで探す健康や環境浄化に関わる
遺伝子」を行いました。
- 2013年度女子中高生夏の学校参加レポート
- 「第8回女子中高生のための関西科学塾」への支援
[2012年度]
2012年10月7日,東京慈恵会医科大学で行われた第10回男女共同参画学協会連絡会シンポジウムに,大坪委員,岩瀬委員,松浦幹事が参加しました。日本遺伝学会の男女共同参画の活動内容について,ポスター発表を行いました。
公開ランチョンワークショップの開催
2012年9月25日,日本遺伝学会第84回大会にて『優れた科学の芽をサポートするために~九州大学の女性支援の実践〜』と題した公開ランチョンワークショップを開催しました。
「女子中高生夏の学校2012~科学・技術者のたまごたちへ~」への参加
2012年8月開催の「女子中高生夏の学校2012」に共催団体として参加し,「サイエンスアドベンチャー」において,上原啓史会員,池村淑道会員が「コンピュータで探す健康や環境浄化に係わる遺伝子」の実習,およびポスターを出展しました。
- 2012年度女子中高生夏の学校参加レポート
- 「第7回女子中高生のための関西科学塾」への支援
[2011年度]
- 「女子中高生のための関西科学塾2012」への支援
男女共同参画学協会連絡会への参加
2011年10月31日,筑波大学で行われた第9回男女共同参画学協会連絡会シンポジウム に,大坪委員,岩瀬委員,松浦幹事が参加しました。日本遺伝学会の男女共同参画の活動内容について,ポスター発表を行いました。
公開ランチョンワークショップの開催
2011年9月21日日本遺伝学会83回大会にて『優れた科学の芽をサポートするために~ バイアスを越えて』と題したランチョンワークショップを開催しました。
遺伝研にて講演会を開催
2011年2月23日三島市の国立遺伝学研究所にて大坪久子委員(日本大学総合科学研究 所)による講演会を開催しました。
[2010年度]
- 「女子中高生のための関西科学塾2011」への支援
男女共同参画学協会連絡会への参加
2010年10月7日和光市の理化学研究所で行われた第8回男女共同参画学協会連絡会シンポジウム に高橋文委員が代表として参加し、日本遺伝学会の男女共同参画の活動内容についてのポスター発表を行いました。
公開ランチョンワークショップの開催
2010年9月21日 日本遺伝学会第82回大会にて『優れた科学の芽を皆でサポートするために~北海道大学の実践に学ぶ~』と題して北海道大学にてランチョンワークショップを開催しました。
「女子中高生夏の学校2010~科学・技術者のたまごたちへ~」への参加
2010年8月開催の「女子中高生夏の学校2010」に共催団体として参加し,「サイエン スアドベンチャー」において,実験「イネのDNAに刻まれた「お米」の ふるさとを読み解こう」(土本卓会員ほか),お よびポスター「遺伝学:身近な現象から最新研究まで」(川嶋彩夏会員,河野美恵子 会員)を出展しました。
[2009年度]
男女共同参画学協会連絡会への参加
2009年10月7日東京工業大学で行われた第7回男女共同参画学協会連絡会シンポジウム に近藤るみ学会員が代表として参加し、日本遺伝学会の男女共同参画の活動内容についてのポスター発表を行いました。
公開ランチョンワークショップの開催
2009年9月17日,日本遺伝学会第81回大会にて『優れた科学の芽を皆でサポートするために~今、必要な支援は何か~』と題して信州大学にてランチョンワークショップを開催しました。
「女子中高生夏の学校2009~科学・技術者のたまごたちへ ~」への参加
2009年8月開催の女子中高生夏の学校に共催団体として参加し、「サイエンスエクスプローラー」において、実験“イネのDNAに刻まれた「お米」のふるさとを読み解こう”(土本卓 会員ほか)、およびポスター“遺伝学:「種の起源」からゲ ノム解読へ”(金子聡子会員)を出展した。
[2008年度]
「女子中高生のための関西科学塾2009」への参加
2009年3月14~15日に奈良女子大学で開催された関西科学塾への支援に協力しました。篠原美紀会員が企画段階から参加し,実験“がん細胞をみてみよう!”(松嵜 健一郎会員ほか),および日本遺伝学会についてのポスター発表を行いました。
男女共同参画学協会連絡会への参加
2008年10月7日京都大学で行われた第6回男女共同参画学協会連絡会シンポジウムに篠原美紀委員が代表として参加し、分科会での口頭発表、日本遺伝学会の男女共同参画の活動内容についてのポスター発表を行いました。
公開ランチョンワークショップの開催
2008年9月4日,日本遺伝学会第80回大会期間中に『優れた科学の芽を皆でサポートするために~子育てと研究を両立 をめざして~』と題して名古屋大学男女共同参画室との共催で名古屋大学にてランチョンワークWSを開催しました。
「女子中高生夏の学校2008 ~科学・技術者の卵たちへ~」への参加
2008年8月14~16日に開催された女子中高生夏の学校に共催団体として参加しました。サイエンスエクスプローラーでは「ゲノム情報からわかること」と題したポスターでDNA二重らせん構造の発見からゲノムプロジェクトなど最先端のゲノム研究について、お茶の水女子大学の金子聡子会員がわかりやすく中高生の皆さんに紹介しました。
日本遺伝学会男女共同参画推進特別委員会からアンケートのお願い
日本遺伝学会は男女共同参画学協会連絡会に加盟し,学会における女性研究者の活動度の現状の調査に協力してまいりました。また,2010年より人材活用の観点から学会としての動向調査のためにアンケートを実施し,皆様のご協力をいただいております。
今大会においても,引き続き簡単なアンケートを実施させていただきます。全8項目で各項目とも回答は選択式で,2~3分で終了いたしますが,回答は任意ですので,お答えいただける範囲で結構です。また,回答は統計的に処理いたしますので,個人を特定する情報として利用されることはありません。アンケートへのご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
遺伝学用語
日本遺伝学会は、2017年9月に、「遺伝単 〜遺伝学用語集 対訳付き〜 (生物の科学 遺伝 別冊No.22:ISBN 978-4-86043-499-1 C3047)」を刊行し、この書籍を通じて遺伝学用語 の改訂(英語に対する日本語訳の改訂)を提案しています。これらの改訂は本学会の遺伝学用語編集委員会を中心に、約10年をかけて検討してきたもので、2018年2月以降は、日本遺伝学会遺伝学教育用語検討委員会が引き続き検討を行っています。
医療の現場で遺伝子の「個性」をつぶさに調べることができる時代が近づいており、遺伝は、急激に一般の方々に身近になりつつあります。日本遺伝学会では、用語の改訂が多くの人が遺伝学の知識を正しく学び、理解するために重要であると考えており、今後、教科書への採用や、一般社会への定着を目指した活動を行っていく予定です。
それぞれの用語の改訂の趣旨は、書籍「遺伝単」でも詳しく説明されていますが、より広く理解していただくために本ホームページでも主な用語の改訂について説明します。
詳しくはこちらをご覧ください。
遺伝学教育用語検討委員会
桝屋啓志(委員長、担当幹事)、仁木宏典、権藤洋一、斎藤成也、颯田葉子、池内達郎、米澤義彦、渡辺正夫、藤川和男、向井康比己、渡邉淳、澤村京一、遠藤俊徳、一柳健司、杉本道彦、野々村賢一、小林武彦
談話会
「遺伝学談話会」の主旨と目的
遺伝学談話会は,現在まさに直面している遺伝学の教育・研究における課題を浮き彫りにし,その解決の方向を議論,模索する場として,2005年にその第一回が開催されました.受講者と講師の双方向の対話を大切に,活気溢れる学びの場を目指しております.
「遺伝学談話会」企画の概略
遺伝学談話会では上記の目的を達成するために,現在活躍されている遺伝学者の方に基調講演をいただき,講演後に講師と参加者による自由闊達な意見交換を行います.このような意見交換を有意義なものとするため,本談話会は宿泊施設の附随する大学あるいは研究所をお借りして全国規模で開催します.また,談話会は講演会や議論の場を設定するのみならず,新しい時代の遺伝学研究を志す若手研究者や学生からの要望を積極的に取り入れた運営を目指し,オーダーメイドの遺伝学教育を支援します.さらに,講演や意見交換の記録を整理し, 学会内のみならず他分野の多くの研究者への情報発信を目指します.
本談話会の開催概要は次の通りです。
主催:日本遺伝学会
運営責任者:日本遺伝学会渉外庶務幹事
開催責任者:各回企画提案者(講師の兼任も可とする)
開催頻度:年数回(隔月を目処)
分科会
「分科会」企画の概略
遺伝学会大会は毎年9月に開催されます。学生にとっては、卒論研究や修論研究、 また、博士論文研究がまとまる3月に、なんらかの発表の機会があれば、そこで研究成果を発表することができます。遺伝学会「春の分科会」はそのような学生のニーズに応えることがその趣旨・目的の一つです。また、学部学生・大学院生・ポスドク・若手教員が一堂に会し、気楽に交流できる場を提供します。これにより、遺伝学の若手の底上げを行い、学問分野の発展と遺伝学会の発展を目指します。
- 第1回日本遺伝学会春季分科会報告
- 第2回日本遺伝学会春の分科会は2022年3月28日にオンライン開催した。
- 第3回日本遺伝学会春の分科会報告
- 第4回日本遺伝学会春の分科会報告
台湾学生交流
日本遺伝学会では台湾・日本間の学生の相互交流の一環として、2014年度からTaiwan Society of Evolution and Computational Biology (TSECB)が毎年開催するInternational Symposium on Evolutionary Genomics and Bioinformatics(ISEGB)に学生2名を選考し、派遣して参りました。
2018年度から、派遣された学生から日本遺伝学会に提出いただいた報告書を派遣体験記としてHPにて掲載いたします。 今後も台湾で開催される関連学会に参加する学生を公募する予定ですので、皆さん、この体験記を参考にふるって応募ください。
会員意識調査アンケート
日本遺伝学会会員の意識調査アンケートの結果報告
2022年1月~3月の期間に実施しました日本遺伝学会会員に対しての意識調査アンケートの集計結果をご報告いたします。
頂いたご意見を参考とさせていただき、現在の取り組み、今後の検討課題等についても記述しております。
アンケートにご回答いただいた方もそうでない方も、ぜひご一読ください。